「走る」から発想した60秒のショートフィルム(1人1作品)
ありとありじごく
佐賀大学 芸術地域デザイン学部 芸術地域デザイン学科 地域デザインコース
西 遼太郎(3年)
テーマの「走る」から最初に浮かんだのは小さいころによく行った公園の「ありじごく」と呼ばれる遊具でした。そこから着想してストーリーを考え、作品を仕上げました。賞金は卒業制作の制作資金に充てたいです。
皆、同じ条件である60秒ですが、映像やストーリー、CGなど様々なテクニックを重ねて、60秒と感じさせない長いコンテンツを見せてもらった感覚です。「走る」テーマをわかりやすく表現し、日本のサラリーマンに皮肉を重ねてバッドエンドにしているストーリー性や構成力、撮影能力の高さなど、素晴らしい映像コンテンツになっていました。
A busy pen
京都精華大学 芸術学部 造形学科 映像専攻
岡崎 和佳奈(2年)
ストレートに「走る」ものを映像にしたら作品が埋もれてしまうと思ったので「ペンを走らせる」に重点を置いて作品を仕上げました。最後までどういった動きにしたら「気持ちが走る」ことを表現できるか、締め切り直前まで何度もやり直しました。
登場人物は走っていないが「ペンが走る」「気持ちが走る」というコンセプトが良く、音楽と動きの気持ちよさ、キャラクターの独自性などすべてが相まって何度も見たくなる中毒性を感じる作品でした。
始まり
札幌大谷大学 芸術学部 美術学科 メディア表現領域 写真・映像・メディアアート専攻
山田 航平(2年)
テーマを持って作品を作ることが初めてだったので、大学の教授からアドバイスを受けながら一人で試行錯誤しながら作品を作りました。
「これから何が始まるのか?」「この終わり方は何を意味するのか?」と映像に引き込まれました。映像センスも良く、撮影、編集のクオリティがとても高い作品でした。
GET THE DESTINY
武蔵野美術大学 造形学部 映像学科
櫻井 美希(4年)
最終ノミネート作品に残ると思っていなかったです。いわゆる“少女マンガのベタな設定”をベースにした作品を作りたくて、いくつか案を考えた中、このストーリーを仕上げました。画コンテを詳しく書き、学校の近くで撮影アングルを決めて撮影許可を取ってしっかりと準備をしました。
ストーリー構成が考えられていてエンターテイメント性もあり、60秒を見ている人に楽しんでもらいたい、という気持ちが前面に出ていました。出演の皆さんの真剣度も高く、演出に容赦ない点も素晴らしかったです。
希望に夢を走らせて
立命館大学 映像学部 映像学科
村井 ミチル(2年)
作品を作るにあたって意識したことは、60秒の中にいろいろな要素を入れすぎるとゴチャゴチャとするので簡潔になるように、1回で誰が見ても分かるような作品に仕上げました。
社会問題に向き合い「走る」動機を映像でうまく表現した力強い作品で、他の応募作品とは一味違っていました。
受賞者コメント
テーマの「走る」から最初に浮かんだのは小さいころによく行った公園の「ありじごく」と呼ばれる遊具でした。そこから着想してストーリーを考え、作品を仕上げました。賞金は卒業制作の制作資金に充てたいです。
審査員コメント
皆、同じ条件である60秒ですが、映像やストーリー、CGなど様々なテクニックを重ねて、60秒と感じさせない長いコンテンツを見せてもらった感覚です。「走る」テーマをわかりやすく表現し、日本のサラリーマンに皮肉を重ねてバッドエンドにしているストーリー性や構成力、撮影能力の高さなど、素晴らしい映像コンテンツになっていました。