受賞作品

第2回 TYO学生
ムービーアワード

「探す」から発想した60秒のショートフィルム（1人1作品）

くまのめ

京都工芸繊維大学
大学院工芸科学研究科デザイン科学域
デザイン学専攻

藤崎史織（1年）

金賞をとれると思っていなかったので嬉しいです。大事なものをなくした時に頭の中が混乱した経験をストレートに表現しました。賞金は作品制作と学生にしかできない経験に使いたいです。

作品を見た時に一瞬で狂気の世界に引き込まれ、驚きました。「探す」というテーマでホラーに持っていく発想が面白いのと、独特の世界に引っ張っていく演出力に感心しました。ステップのシーンは不思議に思いましたが、あのカットがあるから記憶に残る作品に仕上がっていて、圧倒されました。

夢へ

立命館大学
映像学部映像学科

山津暢之（1年）

私は「夢を探す」ということを表現しました。夢を探すことは好きな人を探すことに似ていると感じ、“Boy Meets Girl”的な作品にしました。

編集の上手さ、音楽・キャスティングを含む演出センスの高さなど、総合的に映像の力があるクオリティの高い作品です。一カットごとの気合い（特にプールのシーン）と、ビジュアルで見せるという意志を感じました。

Find me

多摩美術大学
美術学部統合デザイン学科

有嶋庸子（4年）

映像を見る側の視点が重要で、あっという間に感じてほしいと考えていました。「誰かがあなたを探している」というメッセージが自殺防止につながればというメッセージを込めました。

視聴者が参加して「探す」環境を作る手法が良く、テーマにストレートで新鮮味を感じました。アニメーションがシンプルながらもアートディレクションがしっかりしている作品でした。メッセージがあるところがこの映像の強さだと思います。

FACE

立命館大学
映像学部映像学科

石田康太（2年）

これからの長い人生で最高の作品づくりをしていきたいです。限られた時間の中で自分の世界をいかに表現するかを考え、音楽とマッチさせて言語的な表現なしにメッセージを伝えるよう工夫しました。

「探す」というテーマで、自分探しというモチーフを選んだ方はかなり多かったですが、その中でも最も真剣に探していると感じ、映像も上質でした。音と演者の表情だけで引き込んでいく表現の新しさと、水に入るシーンの文字通り命がけの演出に、ストイックな映像制作への情熱を感じて評価しました。

モッパラ！！

京都大学
工学部地球工学科環境工学コース

定永悠樹（4年）

問題に困って道を探求することを表現してみました。制作するにあたって意識した勢いや意味のつかみにくさを評価してもらえてありがたく思います。

何を探しているのかという分かりづらさはありましたが、審査員一同が規格外のエネルギーを感じ、カメラワークをはじめとても楽しんで映像を作っているのが伝わったので選出しました。