株式会社TYO WHOAREYOU
CMディレクター
金野 恵利香
「秘密」というテーマは普通に正面から受け取りすぎると、つまらなかったり平凡なものになりかねないと思いました。広い解釈ができるテーマなので、自分なりに咀嚼して新しい視点から「秘密」をみせてくれるものが強かったです。決まった尺の中に起承転結がちゃんとあって、最後が印象的で、納得させてくれるものに魅力を感じました。
株式会社TYO WHOAREYOU
CMディレクター
佐藤 渉
「ひみつ」という言葉に対して、誰もが思いつくイメージから遠いモチーフを選択した作品が上位に残っていた印象です。他と似ないものを作るという意識はとても大事です。それが無意識にできるようになったら本物です。さらに、そこに作り手の作家性が加われば文句なしです。これからのTYO学生アワード、そういう作品がたくさん集まることを期待しています。
CMディレクター
浜崎 慎治
今回は「ひみつ」というテーマが良かったのだと思う。審査していく上で金賞の「多目的の住人」は終始トップ。この作品は最初ホラーかなと思わせておいてしっかりとエンタメに落とし込んでくれる気持ち良さが秀逸だった。審査会で個人的に一番勉強になったのが謎解きクリエイターの松丸さんの映像解釈の仕方。全てがロジカルで映像ってこうやってみると全てが論理的に解釈できるなと痛感。私自身大変収穫のある審査会でした!
株式会社TYO
代表取締役社長
早船 浩
応募してもらったたくさんの作品を見ていくうちに、「ひみつ」を表現するには「ひみつ」でなくなる瞬間をうまく描くことが大事なのだと、新しい発見がありました。見ている人々への伝わり方については、多様な価値観が存在するため、制作者の意図と違う伝わり方をすることも多いものです。学生の皆さんは深く考え、それぞれの鋭い感性を活かして取り組んでいただいたのだと思います。毎回テーマに対して、新しい表現の発見ができることは、とても楽しい体験です。受賞者の皆さんの作品は、印象に残る表現が突出して素晴らしかったです。
株式会社FIELD MANAGEMENT EXPAND
取締役VP of Creative
クリエイティブディレクター・
コピーライター
松井 一紘
年々レベルの上がる応募作。一億総クリエイター時代とは言い得て妙だと実感するばかり。そんな中で、この賞で評価すべき点は何か?やはり、学生ならではの「原石感」ではないか。グランプリ、ゴールドの顔つきをした作品は一瞬にして分かる。だからこそ、その人の現在地よりも、その人の未来を見なければと思った。受賞作「ジーンズ」には未来を感じた。この作品をつくった人の未来を見てみたいと思わせてくれるものであった。