第3回 TYO学生
ムービーアワード

受賞作品

テーマ

「踊る」から発想した
60秒のショートフィルム

金賞

Tribe X

神戸芸術工科大学
芸術工学部 映像表現学科
デジタルクリエーションコース 1年

上川 林太郎

受賞者コメント

作品のアイデアは、アフリカのグロ族のお祭りのダンスやお面、装飾が格好よいと思ったところから生まれました。グロ族のギャングの対立が起きても、ダンスで平和に解決するというストーリーです。生まれて初めて応募したコンテストで金賞をいただくことができ、とても嬉しいです。

審査員コメント

映像センスが良く、CGのレベルが非常に高い作品でした。編集、光の演出、アングルなど全てが丁寧につくられていると思います。古典的なものと現代的なものをうまく組み合わせて、シュールでオリジナルな世界観を見せてくれました。

銀賞

手のひら

城西国際大学
メディア学部 メディア情報学科 映像芸術コース 3年

柏井 翔矢

受賞者コメント

この作品には、男が少女を躍らせていたつもりが、実は手のひらで踊らされていたという2つの「踊る」があります。私は自分がプロデューサーをつとめる作品で日本一になるのも目標のひとつです。数ある多くの作品から銀賞を受賞できたこと大変嬉しく思います。

審査員コメント

「踊る」というテーマをダンスでストレートに表現する作品が多い中、物語性がはっきりしていて、映画のワンシーンのような印象を受けました。ダンスの幅を広げながらも、その要素を物語の中にしっかりとはめこんでいるのが素敵でした。

銅賞

踊り場

金沢美術工芸大学
美術工芸学部 デザイン科 3年

伊藤 愛理

受賞者コメント

「踊る」というテーマで視聴者に楽しんでもらうために、自分自身が楽しむことを念頭においていました。中学生の頃に「踊り場」で「踊る」という設定を思いつき、今回、そのアイデアを映像化できました。この映像をご覧いただいた後に思わず踊り場で踊ってもらえると嬉しいです。

審査員コメント

階段の途中でほっと一息つく場所である「踊り場」を舞台に、自分の内面を見せて踊っていることが、アニメーションで楽しそうに表現されていて、観る側もハッピーな気分になりました。定点カメラで描いているのも考えられているなと感心しました。

せんめんじょ

女子美術大学短期大学部
専攻科 造形専攻 デザインコース 1年

土屋 遥

受賞者コメント

今までの人生で賞をもらったことがないので、すごく不思議な気持ちです。自分にとって「踊る」ことは誰かに見せることではなく、個人的なこと。見てもらうのが恥ずかしいくらい自分をさらけだした作品となりました。受賞できると思っていなかったので本当に嬉しいです。

審査員コメント

お風呂に入ることを口実に実家の洗面所で踊ってしまう自分を発見したことが衝撃的で、審査員の共感を得ていました。実写を大量にトレースして描くことは大変な作業だったと思います。鏡の中にいる家族も知らない自分がうまく表現されていました。

「挑戦」

立命館大学
映像学部 映像学科 3年

吉田 昌史

受賞者コメント

銅賞を取ることができ、とても光栄です。この作品は、大学受験期の消えるに消えない不安や、思春期特有の個人が抱える問題が立ちはだかっても、負けじと好きなことに挑戦する女の子を表現しました。1カット、1カットにこだわって作ったので、自信に繋げていきたいです。

審査員コメント

まず音楽の完成度が高く、音楽でストーリーをつくりあげて行く手法が素晴らしかったです。映像のトーンやライティングの質感もとても高く感じました。思春期で家族に踊らされている葛藤と挑戦を、ボクシングリングの赤い光と、爽快な海の青い光でうまく対比させて描かれていました。

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